| 南安曇郡川西三十四ヶ所札所 |
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御 詠 歌 |
| 嘉永６年(１８５３) 明治１２年（１８７９）書き写し |
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| 第一番 |
千手観世音 |
牧村 |
真言宗 |
栗尾山 |
満願寺 |
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ありがたや く里きもふかきくわんぜおん みちびき多まへ み多の志やうどへ |
| 二番 |
正観世音 |
牧村 |
真言宗 |
西牧山 |
眞福寺 |
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のちの世の たねおばまきのかんぜおん みのりをむすぶ 道ぞうれしき |
| 三番 |
聖観世音 |
嵩下村分小岩嶽 |
曹洞宗 |
安養山 |
青原寺 |
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あおやぎの 風にさそはれ こざさ原 わけゆくみねは ありあけの月 |
| 四番 |
準堤観世音 |
古厩村 |
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岩上堂 |
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たづね入る のぼりむかへば みやしろの 岩のうえに 大悲かがやく |
| 五番 |
聖観世音 |
古厩村 |
曹洞宗 |
梅林山 |
正真院 |
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はるばると 梅の林へきてきけば つねにたへせぬ ほけきやうのこえ |
| 六番 |
正観世音 |
等々力町村 |
真言宗 |
手流山 |
真龍院 |
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よしあしを もらさです<ふ くわんぜおん あうんのニ字の あらんかぎりは |
| 七番 |
千手観世音 |
保高村 |
禅宗 |
保高山 |
宗徳寺 |
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をちこちの へだてもあらじ かねのこへ ひとまどかなる 世やすくふらん |
| 八番 |
馬頭観世音 |
等々力村 |
曹洞宗 |
吉祥山 |
東龍寺 |
（東光寺） |
つふかき みもふみ故 思ひ川 こころのあかを すゝぐ流れに |
| 九番 |
正観世音 |
白金村 |
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泉柳庵 |
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のりの水 を<志もきよき 白金の 光りててりそふ 秋のよの月 |
| 十番 |
聖観世音 |
細萱村 |
曹洞宗 |
立興山 |
正覺院 |
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ひたすらに あゆみをはこぶ のりのみち 大ひにもるる 人はあらまじ |
| 十一番 |
十一面観世音 |
新田町村 |
浄土宗 |
岳山 |
法蔵寺 |
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かねのねの たへぬみのりの 寺なれば つみもきへゆく み多のめうごう |
| 十二番 |
正観世音 |
寺所村 |
禅 曹洞宗 |
観音寺 |
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ちかひをや ふかくたのまん くわんのん寺 心のゝりを まことにぞ奈す |
| 十三番 |
正観世音 |
熊倉村 |
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佛法寺 |
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かのきしへ わたるねがひは よゝかけて ゆききたへせぬ はしもとの寺 |
| 十四番 |
正観世音 |
中曽根村 |
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松丘庵 |
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よしなかの あうんかぎりのちかひにぞ あゆみを そねの松の岡寺 |
| 十五番 |
聖観世音 |
飯田村 |
禅宗 臨済派ナリ |
立石堂 |
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たていしに ちかひをのこす あしへにて ゆききの人の みちに迷はじ |
| 十六番 |
聖観世音 |
真々部村 |
禅宗 臨済派ナリ |
金乗山 |
金龍寺 |
（真珠院） |
たづねいり 志らぬ ままべの道のべに 志んじゅの光り あらたなりける |
| 十七番 |
十一面観世音 |
下鳥羽村 |
真言宗 |
醫王山 |
日光寺 |
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よをてらすめぐみの光り きよければ <らきこころもはるゝあかつき |
| 十八番 |
正観世音 |
中萱村 |
曹洞宗 |
佛花山 |
法国寺 |
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きてみれば のりのみ<にのくわんぜおん うまれず志なぬ みおやちかへん |
| 十九番 |
正観世音 |
及木村 |
浄土宗 |
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荻野堂 |
（萩の堂） |
及木の風ふきならす 萩の堂 やどかりのよに ゆめぞむすばず |
| 二十番 |
准提観世音 |
一日市場村 |
曹洞宗 |
二木山 |
観音寺 |
（長国寺） |
のちのよも またふたつぎと おもふなよ ながきすみかは ひとつなりけり |
| 二十一番 |
千手観世音 |
岩岡村 |
浄土宗 |
岩泉山 |
音声寺 |
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けふまでは つゆのいのちを岡寺に まいる心を ちかひましませ |
| 二十二番 |
千手観世音 |
南大妻村 |
真言宗 |
南龍山 |
長松寺 |
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みのりをぱ なが<いのれと ちとせふる 松にこのぶく 寺ぞひさしき |
| 二十三番 |
聖観世音 |
杏村 |
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金井堂 |
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たゞたのめ おもふねがひのかない堂 かれきにはなの ちかひあらたよ |
| 二十四番 |
聖観世音 |
立田村 |
真言宗 |
太悲山 |
十輪寺 |
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のりの水 きよきながれのたつた川 もみじも花も風にまかせて |
| 二十五番 |
正親世音 |
焼山村 |
禅宗 |
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瀧見堂 |
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ひたすらに たのむ たきみのくわんぜおん こころのちりを すゝぐ谷川 |
| 二十六番 |
正観世音 |
寺家村 |
真言宗 |
西牧山 |
真光寺 |
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あらとふと まことの光りみせたまへ 大ひのめぐみ あらんかぎりは |
| 二十七番 |
正観世音 |
大久保村 |
曹洞宗 |
万年山 |
金松寺 |
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よろずよのとしふる山のいとざくら むすぶちかひに 花もいらいて |
| 二十八番 |
正観世音秘佛 |
同所 |
曹洞宗 |
嶺翁山 |
前山寺 |
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道すがら ちぐさののべを ながむれば 花のじゃうどへ みへわたるらん |
| 二十九番 |
正観世音 |
小倉村 |
真言宗 |
金峯山 |
泉光寺 |
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小倉山 まひりむかへば あのがたや 光るいづみの ちかいたのもし |
| 三十番 |
千手観世音 |
田多井村 |
真言宗 |
福聚山 |
観音寺 |
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ひろたへに かすみも志らぬ福寿山 きよきさはべに 玉をあつめん |
| 三十一番 |
千手観世音 |
岩原村 |
曹洞宗 |
宝際山 |
安楽寺 |
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志やうぶつを ねがふ心は たのもしや 二世あんら<の 寺へまいれば |
| 三十二番 |
正観世音 |
上堀金村 |
曹洞宗 |
臥雲山 |
孤峯院 |
（自性院） |
<ものみね のぼるやまじは西のそら げにごくらくも ちかくなるらん |
| 三十四番 |
正観世音 |
楡村 |
曹洞宗 |
満珠山 |
龍峯院 |
（三十三番） |
まどかなる 月を多づねてたつのみね おしへのほかの の里をつたへん |
| 三十五番 |
聖観世音 |
長尾村 |
真言宗 |
長尾山 |
平福寺 |
（三十四番） |
ながを山 まいりむかへぱありがたや かねのひゞきは は松風の音 |
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